人の出入りが多い家は、なんだか落ち着かなかったり、家族が疲れやすかったりしませんか。
実はそれ、人の出入りと共に多くの「気」が出入りすることで、家の運気が乱れているサインかもしれません。
特に、すべての気の入り口である玄関は重要です。

この記事では、人の出入りが多い家でやってしまいがちな風水のNG習慣と、幸運を呼び込むための具体的な改善策を、誰にでも分かりやすく解説します。
少しの工夫で、あなたの家がもっと居心地の良いパワースポットに変わるかもしれませんよ。
なぜ?人の出入りが多い家で乱れがちな風水と5つのNG習慣
人の出入りが多い家は、活気があって良い面もありますが、風水の観点から見ると少し注意が必要です。
家族の人数が多いご家庭、お子様のお友達が頻繁に遊びに来る家、または自宅でサロンや教室を開いている場合、様々なエネルギーが外から持ち込まれやすくなります。
良い気だけでなく、知らず知らずのうちに悪い気も溜め込んでしまい、家の気の流れが乱れる原因になることがあるのです。
ここでは、そんな人の出入りが多い家だからこそ陥りやすい、運気を逃してしまう玄関の風水NG習慣を5つご紹介します。
あなたの家の玄関は大丈夫か、ぜひチェックしてみてください。
NG習慣1: 雑然とした玄関で運気をブロック
まず、最も基本的で最も重要なポイントが玄関の状態です。
風水において玄関は「気の入り口」と呼ばれ、すべての運気が入ってくる大切な場所とされています。
この入り口が散らかっていると、良い気がスムーズに家の中に入ってこれなくなってしまうのです。
やってはいけない玄関の状態とは?
具体的にどのような状態がNGなのでしょうか。
- 脱ぎっぱなしの靴が何足も出ている
靴は外の様々な気を吸い込んでいます。
何足も出しっぱなしにすることは、玄関に悪い気を溜め込む原因になると言われています。
家族の人数分以上の靴が出ているのは避けたい状態です。 - 不要なダンボールや古新聞が置きっぱなし
紙類は湿気と一緒に悪い気を吸いやすい性質があります。
不要なものが玄関に置かれていると、気の流れが滞り、家全体の運気が停滞する原因になりかねません。 - 壊れた傘や使わないベビーカーが鎮座している
壊れたものは「死んだ気」を発するとされ、運気を下げる原因となります。
使わなくなったものも同様に、気の流れを悪くする要因です。
玄関は物置ではないことを意識しましょう。
これらの状態は、良い運気が入ってくるのを物理的にもエネルギー的にも妨げてしまいます。
まずは玄関をスッキリと片付け、良い気が喜んで入ってきてくれるような空間を作ることが、運気アップの第一歩です。
NG習慣2: 邪気を溜め込む「おもてなし後」の放置
来客があるのは、賑やかで楽しいことですよね。
しかし、風水では、人も気も「持ちつ持たれつ」と考えます。
お客様は、その人自身のエネルギーと共に、外の様々な気も一緒に連れてきてくれるのです。
楽しい気の交流がある一方で、中には少しお疲れの気やネガティブな気が混じっていることもあります。
問題は、お客様が帰った後の玄関の状態です。
「楽しかった」で終わらせて、玄関をそのまま放置してしまうのは、実は運気を下げるNG習慣なのです。
お客様が履いてきた靴があった場所、会話を交わした玄関の空間には、様々な気が残っています。
特に玄関のたたき(土間)は、外からの悪い気を最も受け止めやすい場所。
ここを掃除せずに放置すると、持ち込まれた邪気がそのまま家の中に溜まり、なぜか家族が疲れる、といったことの原因になりかねません。
来客後は、簡単な掃除で玄関の気をリセットする習慣をつけましょう。
ほうきで掃くだけでも構いません。
少し手間をかけるだけで、家の気の浄化に繋がり、常にクリーンな状態で良い運気を迎え入れることができます。
NG習慣3: 良い気まで逃す間違った換気
「気の流れを良くするには換気が大切」ということは、多くの方がご存知かもしれません。
しかし、ただ窓を開ければ良いというわけではないのです。
間違った換気の方法は、せっかく入ってきた良い気まで外に逃がしてしまったり、効率的に悪い気を排出できなかったりする可能性があります。
運気を下げる換気の方法
- 空気の通り道ができていない
一か所の窓だけを開けても、空気は効率的に流れません。
玄関のドアだけ、リビングの窓だけ、といった換気では、古い気が隅に溜まったままになってしまいます。 - 短時間すぎる換気
数分だけ窓を開けただけでは、家全体の空気が入れ替わるには不十分です。
特に人の出入りが多い家では、意識して空気の入れ替えを行う必要があります。
理想的な換気で気の流れを改善
風水で推奨される換気は、気の入り口と出口を作って、空気の通り道を作ってあげることです。
例えば、玄関のドアと、そこから最も遠い場所にある窓(リビングや寝室など)を同時に開けます。
こうすることで、家全体を気が通り抜ける道ができ、古い気が効率的に排出され、新しい新鮮な気が家中に満たされるのです。
時間は5分から10分程度でも大丈夫です。
朝起きた時、新鮮な朝の光と共に空気の入れ替えをするのが特におすすめ。
正しい換気は、気の流れを改善し、家をパワースポットに変える簡単な方法です。
NG習慣4: 幸運を遠ざけるマットと鏡の使い方
玄関マットや鏡は、多くのご家庭にある定番アイテムですが、その選び方や配置一つで、運気を大きく左右することをご存知でしょうか。
良かれと思って置いたものが、実は幸運を遠ざけている可能性もあります。
玄関マットのNGな選び方・使い方
玄関マットは、外から持ち込まれる悪い気をフィルターしてくれる重要な役割を持っています。
- 黒やグレーなど暗すぎる色のマット
暗い色は気を停滞させる性質があるため、玄関マットにはあまり向いていません。
運気が沈んでしまう可能性があります。 - 汚れやほつれが目立つマット
汚れたマットは悪い気を溜め込み、フィルターの役割を果たせません。
清潔に保つことが大前提です。 - 化学繊維だけのマット
風水では、天然素材が良い気を持つとされています。
綿や麻、ウールなど、天然素材が含まれたものがおすすめです。
幸運を呼ばない鏡の配置
鏡は気の流れを反射させ、増幅させる力を持つアイテムです。
しかし、その配置を間違えると、良い気を跳ね返してしまう諸刃の剣にもなります。
最も注意したいのが、玄関のドアを開けて真正面に鏡を置くことです。
これは、せっかく玄関から入ってきた良い気を、鏡がそのまま外に跳ね返してしまう「やってはいけない風水」の代表例とされています。
鏡を置く場合は、玄関を入って右側か左側の壁に飾りましょう。
右側に置くと仕事運や健康運、左側に置くと金運アップに繋がると言われています。
NG習慣5: 金運を散財させる玄関への小銭放置
ポケットに入っていた小銭や、お釣りでもらった小銭を、帰宅してすぐに玄関の棚や靴箱の上に「ちょい置き」していませんか。
一見すると些細なことですが、これも金運を逃すNG習慣の一つです。
風水において、お金は「静かで落ち着いた暗い場所」を好むとされています。
常に人が出入りし、気の動きが激しい玄関は、お金にとっては非常に居心地の悪い場所なのです。
そんな騒がしい場所に玄関に小銭を置くということは、お金に「ここには長居しないでください」と言っているようなもの。
お金が落ち着かず、すぐに外に出ていきたがると考えられています。
つまり、散財や無駄遣いに繋がりやすくなると言われているのです。
また、小銭をぞんざいに扱う態度は、お金そのものを大切にしていないという意思表示にもなりかねません。
お金に好かれたいのであれば、小銭も大切に扱い、きちんと財布や貯金箱など、お金の居場所に戻してあげることが大切です。
玄関のちょい置き習慣は、今日からやめてみましょう。
幸運を呼び込む!人の出入りが多い家のための風水改善策
さて、ここまで人の出入りが多い家でやりがちなNG習慣を見てきました。
「うちもやってしまっていた…」と不安になった方もいるかもしれません。
でも、ご安心ください。
風水の良いところは、気づいた時からいつでも改善できる点です。
ここからは、NG習慣をやめるだけでなく、さらに積極的に幸運を呼び込むための具体的な風水改善策をご紹介します。
ちょっとしたアイテムを取り入れたり、掃除の方法を工夫したりするだけで、あなたの家の玄関は幸運の入り口に生まれ変わりますよ。
幸運を呼び込むアイテムは、専門的なお店でなくても、身近なインテリアショップなどで見つけることができます。
例えば、大手インテリア企業のニトリでは、玄関マットや照明、観葉植物など、風水に取り入れやすいアイテムが豊富に揃っています。
どのようなアイテムがあるか参考にしてみるのも、理想の玄関づくりの第一歩になるでしょう。
玄関に置くといい置物は?風水で運気を上げるアイテム選び
気の入り口である玄関に何を置くかは、家全体の運気を左右する重要なポイントです。
良い気を呼び込み、悪い気を浄化してくれる、そんな心強いアイテムを置いてみませんか。
生命力を呼び込む観葉植物
最も手軽で効果的なのが、観葉植物です。
生きている植物が持つ「生気」は、悪い気を吸い込み、クリーンでフレッシュな良い気を生み出してくれます。
- おすすめの観葉植物
- サンスベリア: 尖った葉が邪気を払い、空気を清浄する効果も高いと言われています。
- パキラ: 「発財樹」とも呼ばれ、金運アップの象徴として人気です。
- アイビー: 日陰に強く育てやすいので、日当たりの悪い玄関にもおすすめです。
- 置く際の注意点
大切なのは、植物を枯らさないことです。
枯れた植物は逆効果になってしまうため、お世話が簡単な種類から始めると良いでしょう。
また、プラスチックの鉢のままではなく、陶器など自然素材の鉢カバーに入れると、さらに運気がアップすると言われています。
良い香りで運気を招く
良い香りは、良い運気を引き寄せると言われています。
玄関のドアを開けた瞬間にふわっと良い香りがすると、気分も上がりますよね。
- アロマディフューザー: 柑橘系(オレンジ、グレープフルーツ)の香りは運気を活性化させ、ラベンダーは浄化作用があると言われています。
- お香やポプリ: 自然な香りで空間を満たしてくれます。
常に玄関を良い香りで満たしておくことで、悪い気が寄り付きにくくなり、良いご縁や幸運が舞い込みやすくなります。
風水で見る、玄関にひまわりの絵を飾る効果とは?
玄関に絵を飾ることも、運気アップに繋がる素敵な方法です。
中でも、玄関にひまわりの絵を飾るのは、風水的にとても良いとされています。
ひまわりは、その名の通り太陽の方を向いて咲く花。
太陽の持つ強力な「陽のエネルギー」を象徴しており、玄関に飾ることで空間全体を明るくし、ポジティブな気を呼び込んでくれます。
- ひまわりの絵がもたらす効果
- 金運アップ: 黄色い花びらは、風水で金運を象徴する色です。
- 人間関係の好転: 明るいエネルギーが、良いご縁を引き寄せると言われています。
- 家族の健康: 太陽のパワーが、家族に元気と活力を与えてくれます。
ひまわりに限らず、明るい花の絵や、穏やかな風景画なども玄関にはおすすめです。
逆に、抽象的で分かりにくい絵や、暗い印象の絵は、見る人の気持ちを沈ませ、運気を停滞させる可能性があるため避けた方が良いでしょう。
運気が上がる掃除術と気の浄化を促す正しい盛り塩のやり方
玄関を清潔に保つことは、良い運気を呼び込むための基本中の基本です。
いつものお掃除に少しプラスするだけで、さらに強力に運気を上げる方法があります。
たたき(土間)の水拭きで邪気を払う
外からの悪い気を最も吸い込んでいるのが、玄関のたたき(土間)です。
ほうきで掃くだけでなく、定期的に水拭きをすることをおすすめします。
水には浄化の作用があるとされ、水拭きをすることで、たたきに染み付いた悪い気をスッキリと洗い流すことができます。
綺麗な雑巾で拭き清め、「いつもありがとう」という気持ちを込めて掃除をすると、さらに効果的です。
正しい盛り塩の方法と交換時期
盛り塩は、強力な浄化作用と厄除けの効果があると言われる、古くからの風習です。
ただし、やり方を間違えると効果が半減してしまうことも。
正しい盛り塩のやり方をマスターして、玄関を清らかな空間に保ちましょう。
- 用意するもの:
- 天然の粗塩(食卓塩ではなく、海水から作られたものが望ましい)
- 白い小皿(風水では八角形が良いとされますが、丸い小皿でも構いません)
- 盛り方と置き場所:
- 小皿に、円錐または八角錐になるように塩を盛ります。
- 玄関ドアの両脇に、対になるように置くのが基本です。
- 片方だけ置く場合は、玄関を入って見て右側に置くと良いでしょう。
- 交換時期:
- 最低でも月に2回(1日と15日など)は新しいものに交換しましょう。
- 湿気で固まったり、形が崩れたりしたら、その都度交換するのが理想です。
古い塩は、悪い気を吸ってくれています。
感謝の気持ちを込めて、キッチンのシンクから水で流すか、白い紙に包んで生ゴミとして処分してください。
西玄関は幸せを呼ぶ?方角別にみる幸運を招くインテリア
あなたの家の玄関は、どの方角を向いていますか。
風水では、方角ごとにもともと持っているエネルギーの性質が異なると考えられています。
その方角と相性の良い色やアイテムを取り入れることで、玄関の持つパワーを最大限に引き出すことができます。
西玄関の場合
「西玄関は幸せを呼ぶ」と聞いたことがあるかもしれません。
西は金運や商売運、そして楽しみごとを象徴する方角です。
- ラッキーカラー: 黄色、ゴールド、白
- 相性の良いアイテム: 丸い形の鏡、高級感のあるインテリア
- ポイント: 西日が入る場合は、運気が強すぎることがあります。
レースのカーテンなどで光を調整すると良いでしょう。
東玄関の場合
東は太陽が昇る方角で、若さや成長、仕事運を象EMBED。
- ラッキーカラー: 青、水色、緑、赤
- 相性の良いアイテム: 音の出るもの(ドアベル、風鈴)、植物
- ポイント: 新しい情報を運んでくる方角なので、玄関は常に新鮮な空気で満たしておきましょう。
南玄関の場合
南は人気運や才能、美しさを象EMBED。
- ラッキーカラー: 緑、オフホワイト、ベージュ、赤(差し色として)
- 相性の良いアイテム: 観葉植物、背の高いインテリア
- ポイント: 火の気が強い方角なので、プラスチック製品など「火」と相性の悪いものは避け、木の気を持つアイテムと組み合わせるのがおすすめです。
北玄関の場合
北は水の気を持つ方角で、金運(特に貯蓄運)や信頼関係を象EMBED。
- ラッキーカラー: ピンク、オレンジ、クリーム色、ベージュ
- 相性の良いアイテム: 暖色系の照明、温かみのあるデザインのマット
- ポイント: 日が当たりにくく冷えやすい方角なので、温かみのある色や照明で運気の停滞を防ぎましょう。
玄関が広い家の風水で特に意識すべき気の流れのポイント
玄関が広い家は、たくさんの良い気を呼び込めるという大きなメリットがあります。
しかし、一方で空間が広すぎると、気が散漫になってしまい、うまく家の中まで流れ込まないというデメリットも。
広い玄関を持つ家では、入ってきた良い気を、スムーズにリビングなど家の中心部へ導いてあげることを意識するのが風水のポイントです。
照明で「陽の気」をプラスする
玄関が広くても、薄暗いと運気は停滞してしまいます。
特に広い玄関は、隅々まで光が届きにくいことも。
明るい照明器具を選び、常に玄関全体を明るく保つことを心がけましょう。
温かみのある電球色のライトは、空間に「陽の気」をプラスしてくれます。
ラグや植物で気の通り道を作る
広々とした空間に、観葉植物や少し大きめのラグマットを置くことで、視覚的なアクセントが生まれます。
これが風水的には、気の流れを誘導する「道しるべ」の役割を果たしてくれるのです。
例えば、玄関ドアからリビングに続く動線上にラグを敷いたり、コーナーに背の高い観葉植物を置いたりすることで、気の流れがスムーズになります。
ただ広いだけの空間ではなく、メリハリをつけることで、良い気が家全体に効率よく巡るようになりますよ。
まとめ:人の出入りが多い家の風水で幸運を呼び込む暮らしへ
今回は、人の出入りが多い家の風水について、運気を逃してしまうNG習慣と、今日からすぐに実践できる改善策をご紹介しました。
すべての気の入り口である玄関は、人の往来が激しいからこそ、良い気も悪い気も溜まりやすく、気の流れが乱れやすい場所です。
靴を出しっぱなしにしない、来客後にはサッと掃除をするといった基本的なことから、玄関マットの色や鏡の配置を見直すことまで、運気を下げる原因は意外と身近に潜んでいます。
しかし、難しいことをする必要はありません。
まずは玄関を常に清潔で明るい空間に保つことを第一に考えましょう。
その上で、観葉植物を置いたり、正しい方法で盛り塩をしたりと、できることから一つずつ取り入れてみてください。
ほんの少し意識を変えるだけで、あなたの家は悪い気を寄せ付けない、幸運に満ちたパワースポットへと変わっていくはずです。
ご家族もお客様も心地よく過ごせる、そんな素敵な住まいづくりのために、ぜひ玄関風水をお役立てください。